VITALIFY.ASIA logo

ImmersalでARオブジェクトを正確に位置合わせする方法

VPS技術「Immersal」を利用し、空間の3D点群データを作成してARオブジェクトを正確に位置合わせする手法。

ImmersalでARオブジェクトを正確に位置合わせする方法
目次

やったこと

上記の動画では、あらかじめ公園のベンチをImmersalでスキャンしてUnityに取り込みました。

下の動画は、Unityのシーンを録画したものです。ピンクで描かれているのがImmersalから取り込んだベンチの点群データで、その周囲に人物や動物などを配置しています。実際に先程の公園に赴かなくても、Unityのシーン内で正確にベンチとの位置合わせができます。

Immersalの長所

Immersalは、大まかな括りで言えば、VPSと呼ばれるサービスの一種です。VPSは、位置情報に加えて画像認識等を使用して現実世界とバーチャル空間の位置合わせを行うことで、GPSよりも正確な空間認識を実現する技術です。

ARでは、ユーザーの視界にCGのオブジェクトを正確に位置合わせする必要があります。大まかな位置情報の把握にはGPSが使われますが、GPSはユーザーの正確な向きを認識できず、精度も数メートル単位の誤差を生じます。

より正確な位置合わせを行うには、センチメートルの誤差に収まる精度を持ち、しかもユーザーの視界の向きを正確に把握する技術が必要になります。

解決策の 1 つとして画像マーカーが使えます。しかし、好き勝手に AR マーカーを置ける場所は私有地などに限られていますし、広い空間でARをやるのには不向きです。

そこで、マーカーを用いることなくARを現実世界に固定したいという課題で活躍するのがVPSです。VPSは、いわば現実世界そのものをマーカーとして用いる技術と言えます。

VPSのサービス側は、世界中のさまざまな地域の地形・建物などの特徴点情報を保持しています。GPSから大まかな位置情報を得た上で、さらに特徴点情報によって、正確な位置と向きを認識します。

VPS機能を提供するサービスは数多くありますが、Immersalは上記の動画でお見せしたように、スキャンした空間の点群データをUnityなどに取り込んで作業できることが長所と言えます。

例えば、美術館の展示品にARで空間上に追加情報を表示するというようなニーズに対して非常に強力な効果を発揮します。美術館の展示スペースをImmersalでスキャンして点群データをUnityに取り込むことで、Unityのシーン内で美術作品と追加情報の正確な位置合わせができます。

次世代技術を利用したアプリ開発プロジェクトに参加できます!

Vitalify Asiaでは、Unityや先進的な技術を使用したアプリを日々開発しています。

幅広い分野にて効率的なアプリケーション開発が可能ですので、お気軽にお問い合わせください。

1,000社以上の事業成長を支えた圧倒的な『スピードと柔軟性』で、御社のアイデアを最短で形にします。まずは無料で壁打ちしませんか?

ブログに戻る

関連記事

3D CADのモデリングとは?形状の作り方とデータ構造を解説CAD & Engineering

3D CADのモデリングとは?形状の作り方とデータ構造を解説

3D CADでは、形状を作る操作と、コンピューター内部で形状を表現するデータ構造は別の概念です。本記事では、スケッチ、押し出し、回転、フィレット、ロフトといった基本操作から、フィーチャー履歴、B-rep、CSG、NURBS、ソリッド・サーフェス・メッシュの違い、モデリングカーネル、STEP・STLによるデータ交換まで体系的に解説します。

Toshihiko Nagaoka
The Gundam Base Vietnam   眠っていた情熱が再び目を覚ます3D

The Gundam Base Vietnam 眠っていた情熱が再び目を覚ます

ホーチミン市のTHE GUNDAM BASE POP-UP WORLD TOURを、長年3Dデザインに携わる筆者が訪問。10年ぶりにガンプラへの情熱を取り戻した体験を通して、パーツ分割、関節構造、金型、射出成形、量産設計など、3Dデザイナーだからこそ見えるガンプラのものづくりの魅力を紹介します。

Son Phung
3D Tilesとは何か?基本概念から最新トレンド、活用事例まで徹底解説3D

3D Tilesとは何か?基本概念から最新トレンド、活用事例まで徹底解説

3D Tilesは、大規模な3D地理空間データをWebやモバイルへ効率的に配信するためのオープン規格です。HLOD、Bounding Volume、tileset.json、3D Tiles 1.0と1.1の違いを整理し、Project PLATEAU、Google Photorealistic 3D Tiles、BIM・点群での活用、CesiumJSによる複数タイルセットの重ね合わせとLOD制御まで解説します。

Toshihiko Nagaoka
ぼくはデューパー、なんでもきいてね!